昨日のこと。僕が愛してやまない、徳永英明のコンサートチケットが届いた。大阪初日は9列目、2日目は11列目。なかなかの引きだ。
ここ10年くらいの徳永英明コンサートといえば、MCほぼ無し・ラスト曲が終わると同時に緞帳が下りて終演というストロングスタイルなのだが、徳永英明のトークが絶妙に外れてスベりがちだということをファンは知っているので、たいしたことではない。
さて、昨年のコンサートで記憶に残っているのは、齢80は過ぎているであろうご婦人のお客さんだ。ずいぶんとおめかししていらして、とはいえご高齢ということもあり会場を行き来するだけでどこか疲れたような表情もそこには見えた。それが、コンサートが始まった瞬間に曲がっていた背骨がピンと伸び、アップテンポなロック曲にはスタンディングで振りまで完璧にこなしていたのだ。
僕は普段、エンタメ関係の仕事をしている。
衣食住にはまったく関わらない、ムダとも判断されかねない仕事だ。
けど僕は、エンタメとは生活を豊かにする重要なエッセンスだと思っている。ご婦人にとって徳永英明がそうであったように、僕の仕事も誰かにとってそうなっていると良いなと思いながら、なんだか元気をいただいた出来事だった。
ちなみに一昨年のコンサートで記憶に残っているのは、女性用トイレが混んでいるからという理由で男性用トイレに突撃してきたオバチャンです。“大阪”すぎる。